東証、一時400円超安 米中貿易摩擦を警戒

下げ幅が一時400円を超えた日経平均株価を示すモニター=11日午前、東京・東新橋

 11日午前の東京株式市場は、米国が中国に対する追加制裁で関税の上乗せを9月にも発動する方針を示したため米中貿易摩擦を警戒する売り注文が先行し、日経平均株価(225種)は大幅に反落した。下げ幅は一時400円を超え、節目の2万2000円を割り込んだ。

 午前10時現在は前日終値比342円12銭安の2万1854円77銭。東証株価指数(TOPIX)は22・14ポイント安の1693・99。

 取引開始前に、米通商代表部(USTR)が追加制裁の対象となる中国製品は年間2千億ドル(約22兆円)相当となることなどを発表した。


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