海の地震も危険度でランク分け 南海トラフなど導入検討

 南海トラフなどの海溝沿いで起こる地震の危険性を発生確率に基づいてランク分けすることを、文部科学省が検討していることが7日、分かった。政府の地震調査研究推進本部の評価としてまとめるため、9日の部会に提案し、議論を始める。

 活断層で導入済みの「高い」「やや高い」など4段階の危険度ランクと同じ形になる見通し。

 海の巨大地震への警戒感が強まる中で「4〜7%」「ほぼ0〜5%」といった確率だけでは分かりにくいとの声が根強く、国会でも改善を求める声が出ていた。文科省は「広報の在り方を検討したい」と答弁していた。


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