石坂公成氏が死去 アレルギー物質発見

死去した石坂公成氏

 花粉症などのアレルギー疾患の原因物質である免疫グロブリンEを発見した、米ラホイヤアレルギー免疫研究所名誉所長で山形大特別招聘教授の石坂公成(いしざか・きみしげ)氏が6日午前7時58分、心不全のため山形市の山形大病院で死去した。92歳。東京都出身。

 1948年東京大卒。国立予防衛生研究所(現・国立感染症研究所)を経て、米ジョンズホプキンズ大教授や京都大教授などを務めた。アレルギー疾患の発症機構を分子レベルで解明。米免疫学会長も務めた。74年に文化勲章を受章、2000年に日本国際賞を受けた。


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