木造住宅損壊の予測ソフト公開 巨大地震を想定、京大

シミュレーションソフトで再現した、地震で木造住宅が倒壊するイメージ。赤い部分は損傷が激しい

 京都大生存圏研究所の中川貴文准教授(木質構造学)は4日、巨大地震の発生を想定し、木造住宅の損傷や倒壊状況をアニメーションで確認できるシミュレーションソフトの最新版を公開した。

 ソフトは「ウォールスタット」で、2010年に初公開。最新版では、木造住宅を建てる際に、よく利用される設計ソフトと連動し、ハウスメーカーが使いやすいよう改良した。

 阪神大震災など過去に発生した地震や、大きな被害が予想される南海トラフ巨大地震など、さまざまな地震での検証が可能としている。

 柱や壁の種類や、場所などの情報を入力し、3Dで住宅を再現した。


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