不正蓄電池、稼働原発で使用せず 原子力規制委が明らかに

 日立製作所グループの日立化成が産業用鉛蓄電池製品約6万台の検査成績書を捏造していた問題で、原子力規制委員会は4日、既に再稼働した関西電力の高浜(福井県)と大飯(同)、九州電力の玄海(佐賀県)と川内(鹿児島県)の4原発では、問題の蓄電池は使用されていなかったと明らかにした。

 規制委によると、高浜4号機で問題の蓄電池を保管はしていたが、設備に接続する前だった。今後交換するという。

 規制委は他の原発についても使用されている場合は電力会社から報告を求める。


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