東海第2、再稼働は「合格」 大震災の津波被害原発で初

日本原子力発電の東海第2原発=3日、茨城県東海村(共同通信社ヘリから)

 原子力規制委員会は4日の定例会合で、日本原子力発電が再稼働と最長20年の運転延長を目指す東海第2原発(茨城県東海村)の再稼働に関する審査を行い、原電による安全対策の内容をまとめた審査書案を了承した。事実上の合格で、2011年3月の東日本大震災で地震や津波の被害を受けた原発では初めて。事故を起こした東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型炉では東電柏崎刈羽6、7号機(新潟県)に続き2例目で、新規制基準の施行後は8原発15基。今後、意見公募などを経て正式合格となる。


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