2018年7月3日 19:09 | 無料公開
飼育されているチンパンジー(京都大提供)
生物の遺伝情報を担うDNAを用いて、チンパンジーの年齢を推定することに成功したと、京都大の村山美穂教授(動物遺伝学)のチームが3日付の英科学誌電子版に発表した。
多様な生物種への応用を目指しており、野生動物の生態解明に役立てば、絶滅にひんする種の保全につながるという。
チームによると、人では、メチル化と呼ばれる化学反応が、「ELOVL2」という遺伝子に起きている割合が高いほど、年齢が高いことが分かっている。