チンパンジーの年齢推定に成功 DNA用い、京大

飼育されているチンパンジー(京都大提供)

 生物の遺伝情報を担うDNAを用いて、チンパンジーの年齢を推定することに成功したと、京都大の村山美穂教授(動物遺伝学)のチームが3日付の英科学誌電子版に発表した。

 多様な生物種への応用を目指しており、野生動物の生態解明に役立てば、絶滅にひんする種の保全につながるという。

 チームによると、人では、メチル化と呼ばれる化学反応が、「ELOVL2」という遺伝子に起きている割合が高いほど、年齢が高いことが分かっている。


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