2018年6月29日 11:37 | 無料公開
環境省は29日、沖縄本島北部の米軍北部訓練場跡地を含む森林地帯約3700ヘクタールを「やんばる国立公園」に編入したと発表した。「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」(鹿児島、沖縄)の世界自然遺産登録に再挑戦するための条件整備の一環となる。公園面積は約2万ヘクタールに広がる。
やんばる国立公園は国内最大級の亜熱帯照葉樹林が広がり、絶滅危惧種のヤンバルクイナやノグチゲラなどが生息。2016年に日本へ返還された訓練場跡地は国立公園に隣接して豊かな自然が保たれており、編入により一体的な保護を図る。