2018年6月29日 09:17 | 無料公開
【ワシントン共同】米民間調査会社ロジウム・グループは28日、2025年の米国の温室効果ガス排出削減は05年比で12〜20%にとどまるとの分析を発表した。米国のオバマ前政権がパリ協定で約束した「05年比で26〜28%削減」の目標は達成困難としている。
原因はトランプ米政権の温暖化対策の後退。パリ協定から離脱を表明し、削減目標も見直す構えで、発電所からの二酸化炭素(CO2)排出規制の撤廃や、自動車の燃費基準の緩和など、化石燃料の使用を増やす政策を打ち出しつつある。