2018年6月27日 19:07 | 無料公開
埼玉県立がんセンター(同県伊奈町)は27日、同県の60代の女性が、多発性骨髄腫の治療で手術を受けた直後に死亡したと明らかにした。カテーテル(管)を挿入した際に血管や臓器を傷つけたとみられる。坂本裕彦病院長は謝罪し、再発防止に努めるとした。
同センターによると、女性は今月5日に入院。25日午後、カテーテルで血中の末梢血幹細胞を採取する手術をした3時間後に死亡した。死因は胸腔内出血だった。
同センターでは同様の手術を年間10件前後行っており、これまでに大きな事故はなかったという。坂本病院長は「原因を究明する」とし、外部専門家を交えた委員会を立ち上げるという。