野党、告発消極的な与党を批判 佐川氏「偽証」で

 野党は26日、森友学園問題の決裁文書改ざんを巡り、佐川宣寿前国税庁長官が証人喚問で偽証した容疑での告発に消極的な姿勢を示している与党に対し「理屈のない反対で、ばかな話だ」(立憲民主党の長妻昭代表代行)などと批判した。

 立民は衆院で5カ所、参院で4カ所の偽証があったとする告発状案を発表。議院証言法に基づいて告発するよう主張している。長妻氏は「虚偽答弁は告発しなければならない。安倍晋三首相を防御するため、大ごとにしたくないのではないか」と憤った。

 共産党の穀田恵二国対委員長も「立法府の沽券に関わる問題だ。真剣に向き合う立場が欠けている」と与党を非難した。


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