2018年6月26日 11:31 | 無料公開
大麻草の成分が含まれる治療薬「エピジオレックス」(AP=共同)
【ワシントン共同】米食品医薬品局(FDA)は25日、重いてんかんの発作を起こす病気のうち二つを対象に、大麻草から抽出した成分を治療薬として初めて承認した。成分はカンナビジオールで、別の成分のテトラヒドロカンナビノール(THC)のように高揚感などの幻覚作用をもたらすことはないとしている。
承認したのは英医薬バイオ企業「GWファーマシューティカルズ」が製造、販売する「エピジオレックス」で、レノックス・ガストー症候群とドラベ症候群が適応。
欧州では大麻草由来で、カンナビジオールとTHCの割合がほぼ半々の鎮痛剤が流通している。