難民対応、EU収容施設創設を 仏・スペイン首脳が提唱

スペインのサンチェス首相(左から2人目)を迎えるフランスのマクロン大統領(右から2人目)=23日、パリ(ゲッティ=共同)

 【パリ共同】今月初めに就任したスペインのサンチェス首相は23日、パリでフランスのマクロン大統領と会談した。両首脳は共同記者会見で、移民・難民への対応を巡りブリュッセルで24日に開く欧州連合(EU)の緊急首脳会議を念頭に、EU共通の収容センター創設や、受け入れ拒否国への経済制裁などを提唱した。

 マクロン氏は、現行のEU規則に不公平な面があることを認め「収容センターをEUが連帯して運営し、共通基準によって速やかに審査結果を出すべきだ」と述べた。その上で「一部加盟国が連帯を損なうならば、経済的な制裁を科すことも検討すべきだ」と提案した。


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