原油価格抑制へ増産で合意 OPEC、非加盟国

OPEC加盟国と非加盟国の会合後、記者会見するサウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相=23日、ウィーン(AP=共同)

 【ウィーン共同】石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国の閣僚級会合が23日、ウィーンで開かれ、相場の上昇を抑えるため原油の増産で合意した。サウジアラビアなどOPEC側が協調減産の緩和への協力をロシアなど非加盟国に要請した。7月から実施。産油量を増やして米国のイラン制裁強化などによる供給減少への懸念に対応する。

 協調減産が行き過ぎていることから、当初の目標水準にまで生産を引き上げる。会合の声明に具体的な数値は盛り込まなかったが、日量約100万バレル増やすことを目指すとみられる。


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