元韓国首相の金鍾泌氏死去 日韓国交正常化に尽力、聯合報道

4月、ソウルの自宅で過ごす韓国の金鍾泌元首相(聯合=共同)

 【ソウル共同】聯合ニュースは23日、日韓国交正常化交渉の枠組みをつくり、韓日議員連盟の初代会長を務めるなど韓国政界有数の知日家だった韓国の金鍾泌(キム・ジョンピル)元首相が同日午前に病院で死去したと伝えた。92歳だった。韓国を代表する政治家で金大中、金泳三の両元大統領と共に「三金」と呼ばれた。

 韓国中央情報部(KCIA)部長時代、1965年の日韓国交正常化に至る過程で、最大争点だった対日請求権問題を当時の大平正芳外相との個別交渉で決着させ、合意事項を記した「金・大平メモ」は日韓現代史のエピソードとなっている。


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