沖縄戦沈没の米軍艦、3Dで再現 九州大など研究グループ

米軍の軍艦エモンズの位置や大きさを詳細に表した海底地形図(九州大の菅浩伸主幹教授提供)

 九州大の菅浩伸主幹教授(自然地理学)らの研究グループは22日、第2次大戦末期の沖縄戦で、旧日本軍の特攻攻撃後、沖縄県古宇利島(今帰仁村)沖に沈んだ米軍の軍艦エモンズを、超音波を使い、コンピューターグラフィックス(CG)で詳細に3Dで再現することに成功したと発表した。

 エモンズは1945年4月6日の攻撃で航行不能となり、米軍の手で翌7日に沈められた。全長約100メートルで、2000年に古宇利島北東数キロの深さ約40メートルの海底に沈んでいるのが見つかった。


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