漁船乗組員救出の映像公開 2管、病院に搬送

 宮城県沖の太平洋で高知県の18人乗り漁船が浸水した事故で、第2管区海上保安本部(塩釜)は21日、体調不良を訴えた男性機関長(72)ら乗組員3人をヘリコプターで救助した際の映像を、報道機関に公開した。

 仙台航空基地(宮城県岩沼市)所属の機動救難士らが、宮城県の気仙沼港へ向かっている漁船から、3人をヘリにつり上げた。仙台市内の病院で治療を受けており、いずれも命に別条はない。

 残る15人を乗せた漁船2隻は、22日にも気仙沼港へ入る見通し。

 事故は20日未明、同県石巻市・金華山沖約850キロで発生した。


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