東京都の受動喫煙防止条例に賛否 議会が聴取、27日に可決へ

 東京都議会の厚生委員会は21日、定例会で審議中の受動喫煙防止条例案について、賛成派と反対派の参考人を呼んで意見を聴いた。条例案は最大会派の都民ファーストの会や公明党などが賛成を表明しており、27日の本会議最終日に可決する見通し。

 条例案は従業員を雇う飲食店は面積にかかわらず原則禁煙とする。賛成派の都医師会の尾崎治夫会長は「受動喫煙を防ぎにくい立場の従業員に注目したことを高く評価する」と述べた。

 一方、都内のうどんやそば店でつくる組合は、小規模の店では全面禁煙で売り上げが減るとし「いきなり禁煙にするのではなく店や客が選べるようにしてほしい」と理解を求めた。


  • LINEで送る