東ティモール新内閣発足へ 次期首相にルアク前大統領

 【ジャカルタ共同】東ティモールのルオロ大統領は20日、首都ディリで記者会見を開き、次期首相にタウル・マタン・ルアク前大統領(61)を任命すると発表した。22日に新内閣が発足する見通し。

 ルアク氏は、インドネシアからの独立闘争で英雄グスマン元首相と共にゲリラ組織を率いた。2002年の独立後、国軍司令官を経て12〜17年に大統領を務めた。国民の人気は高いものの、外交は不得手とされ、手腕を不安視する声もある。

 東ティモールでは昨年7月の総選挙(定数65)後、少数連立与党と野党の対立で国政が停滞。今年5月に再度総選挙が行われ、政権交代が実現した。


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