2018年6月19日 21:15 | 無料公開
106年ぶりにヒグマの生息が確認された利尻島で、初めて無人の赤外線カメラが捉えたヒグマの姿=15日午後、北海道利尻町(利尻町提供)
106年ぶりにヒグマの生息が確認された北海道・利尻島で15日、無人のカメラが林道を歩くヒグマ1頭を撮影していたことが19日、利尻町への取材で分かった。5月末に足跡が見つかってから、ヒグマの姿が捉えられるのは初めて。
町によると、足跡が見つかったことを受け、6月11日に島南西部の4カ所に赤外線カメラを設置した。うち一つが15日午後10時40分ごろ、林道を歩くヒグマの後ろ姿を撮影していた。道森林管理局の職員が、18日に画像を確認した。
町は19日、住民に改めて注意を呼び掛けた。専門家は、ヒグマが島の対岸から約20キロ泳いで上陸したとみている。