破綻時退職者の応募可能に 日航のLCC新会社

 日本航空は19日、アジアや欧米などの中長距離の国際線を運航する格安航空会社(LCC)の新会社について、2010年の経営破綻時に日航を辞めた元従業員が採用試験を受けることを認めると明らかにした。世界的な航空業界の人手不足を受け、即戦力を確保したいとの狙いがあるとみられる。

 日航は10年に会社更生法の適用を申請して、経営破綻した。希望退職や整理解雇などを含めて約1万6千人の人員削減を実施したが、その際、早期退職者と希望退職者に関しては、日航グループに再就職することを禁止していた。


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