地震起きた断層の見解出ず 政府調査委が臨時会合

文科省で開かれた政府の地震調査委員会の臨時会合=18日午後

 大阪府北部で18日朝に最大震度6弱を記録した地震を受けて、政府の地震調査委員会(委員長、平田直東京大教授)は同日、臨時会合を開き、地震が発生した原因や今後の見通しを議論した。地震が起きた活断層について統一見解はまとまらなかった。

 震源付近には活断層が集まっている。気象庁によると、地下の断層面に東西から押されるように力がかかって地震が起きたとみられ、神戸市北部から大阪府高槻市に延びる「有馬―高槻断層帯」が関わった可能性がある。この断層帯は安土桃山時代の1596年にマグニチュード(M)7・5の「慶長伏見地震」が起きたことで知られる。


  • LINEで送る