韓国は孫興民に期待 第5日見どころ

 ▽スウェーデン―韓国(日本時間18日午後9時・ニジニーノブゴロド)

 スウェーデンは長身のグランクビスト、リンデロフの両センターバックらの体格を生かした堅守を軸に3大会ぶり出場を果たした。予選8得点のベリが待つ前線に送る速攻に加え、MFフォスベリを軸につないで崩す攻撃もできる。

 韓国はトットナム(イングランド)で活躍するエース孫興民がゴールをこじ開けられるか。厳しいマークが予想されるだけに、周囲のサポートも欠かせない。DF張賢秀(FC東京)、GK金承奎(神戸)ら、Jリーグ勢を中心とした守備陣が耐えることもポイントになる。

 ▽ベルギー―パナマ(同19日午前0時・ソチ)

 国際サッカー連盟(FIFA)ランキング3位のベルギーに、同55位で初出場を果たしたパナマが挑む。

 ベルギーは欧州の強豪クラブで活躍するタレントがそろう。ルカク(マンチェスター・ユナイテッド)とE・アザール(チェルシー)は、ともに今季のイングランド・プレミアリーグで2桁ゴールと強力で大量得点も狙える。

 パナマはワールドカップ(W杯)で指揮したことがあるゴメス監督が率いる。欧州の強豪との対戦経験は少ないが、持ち味の堅守速攻で前回大会8強の相手に勝機をうかがいたい。

 ▽チュニジア―イングランド(同午前3時・ボルゴグラード)

 イングランドの攻撃をチュニジアがしのぐ展開か。前回大会から若返りを進めたイングランドは短いパスを素早くつないで、一気に攻め上がる。エースのケーンは得点力はもちろん、攻撃の組み立てにも参加するなど多彩な能力を誇る。前回大会経験者で背番号10のスターリングは、スピードに乗った突破が武器だ。

 チュニジアはアフリカ予選を無敗で突破したが、4月に技巧派の中心選手ムサクニが膝を負傷し、欠場するのが痛い。期待を背負うのは27歳のカズリ。独創性のあるプレーで、少ない好機をものにしたい。(共同)


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