日本支援の鉄道監視システム稼働 ミャンマー・ヤンゴンで

日本の支援でミャンマーに導入された新たな鉄道監視システム=16日、ヤンゴン(共同)

 【ヤンゴン共同】ミャンマー最大都市ヤンゴンで、日本が資金援助した鉄道の中央監視システムが稼働し、16日に引き渡し式典が行われた。日本政府は2024年までを目標にミャンマーが進める基幹鉄道網の改修を支援している。今回のシステム納入が一連の支援計画で最初の成果となった。

 ヤンゴン中央駅で1940年代から使用されていた、英国式の信号装置などを一新。ヤンゴンと第2都市マンダレーを結ぶ幹線鉄道の一部で列車の位置情報をリアルタイムで把握できるようになった。日本は無償資金協力で40億円を供与した。

 ミャンマーの運輸・通信相は「幹線改修にも鋭意取り組む」と語った。


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