レスリング協会会長、文春を提訴 「記事は名誉毀損」と東京地裁に

 日本レスリング協会の福田富昭会長が、週刊文春の記事で名誉を毀損されたとして、文芸春秋(東京)に1100万円の損害賠償を求めて提訴していたことが分かった。15日に東京地裁で第1回口頭弁論があり、文芸春秋側は請求棄却を求めた。

 訴状によると、週刊文春は今年5月のゴールデンウイーク特大号に「レスリング協会“汚れた金脈と人脈” 福田会長と山口組元最高幹部」との記事を掲載。福田会長が新潟県に所有する道場を女子選手の合宿所に使い、協会が負担した費用を自分の懐に入れたなどと報じたとしている。

 週刊文春編集部は「記事には十分自信を持っている」としている。


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