東証、午前終値2万2827円 円安で買い優勢

東京証券取引所=東京・日本橋兜町

 15日午前の東京株式市場は、外国為替市場で円安ドル高が進んだことを好感して買い注文が優勢となり、日経平均株価(225種)は反発した。欧州中央銀行(ECB)が金融緩和政策を緩やかなペースで縮小させるとの安心感が広がったことも買い材料となった。

 午前終値は前日終値比89円16銭高の2万2827円77銭。東証株価指数(TOPIX)は4・60ポイント高の1788・49。

 ECBは14日、国債などを購入して市中に資金を供給する量的緩和政策を段階的に縮小し年内に終了すると決定したが、市場では「緩やかなペースで、明確な利上げ時期も示されなかった」と警戒感が和らいだ。


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