住宅に高齢男性の遺体、広島 殺人容疑で捜査

 広島県呉市阿賀中央の住宅で12日、高齢男性の遺体が見つかり、県警は14日、遺体に複数の刺し傷があったと明らかにした。県警は殺人事件と断定し、広署に捜査本部を設置した。

 県警によると、男性は住民の無職藤下正己さん(73)。遺体は死後約1カ月が経過し、一部が白骨化していた。司法解剖の結果、胸などに刃物で刺されたような痕が見つかった。死因は失血死とみられる。

 藤下さんは1人暮らしで発見時、室内には浴室など複数の場所に血痕が残され、玄関に鍵は掛かっていなかった。

 県警は何者かが住宅に入り、藤下さんを刺して逃走したとみて、交際関係やトラブルがなかったかを調べる。


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