被団協、米朝首脳会談に特別決議 朝鮮半島非核化へ期待と

 日本原水爆被害者団体協議会(被団協)は14日、東京都内で開いた総会で、12日に行われた史上初の米朝首脳会談に関し「朝鮮半島非核化への前進を期待する」との特別決議を承認した。

 特別決議では、朝鮮半島の非核化は国連で採択された核兵器禁止条約と合致するとして、条約に賛同し、批准するよう米朝両国に呼び掛けた。唯一の被爆国ながら条約に不参加の日本について「条約に賛同・批准し、核兵器のない世界へ前進する大きな役割を果たすことを願う」とした。

 総会では、代表委員を務めた谷口稜曄さんが昨年亡くなったため、新代表委員に長崎原爆被災者協議会の田中重光会長(77)を選出した。


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