防衛相「米韓演習は重要な役割」 トランプ氏の中止意向に懸念

 小野寺五典防衛相は13日、トランプ米大統領が米朝首脳会談後に米韓合同軍事演習中止の意向を示したことについて「米韓演習や在韓米軍は東アジアの安全保障に重要な役割を持っている」と述べ、懸念を示した。北朝鮮対応では「今の圧力を続けていく姿勢に変わりはない」との考えを示した。防衛省で記者団に答えた。

 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が米朝会談で非核化を約束したことに関して「核、ミサイル、拉致問題の解決が最終目的。北朝鮮に政策変更を目に見える形で求めたい」と語った。

 2023年度の導入を目指す地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」配備の着実な推進も強調した。


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