首相、難航の宣言取りまとめ主導 G7サミット、活躍を自画自賛?

G7サミットでトランプ米大統領(右端)らと話し合う安倍首相(手前左から2人目)。左端はドイツのメルケル首相=9日、カナダ・シャルルボワ(首相官邸のフェイスブックから)

 【ケベックシティー共同】カナダで開かれた先進7カ国首脳会議(G7サミット)で、難航する首脳宣言の取りまとめを巡り、安倍晋三首相が各国首脳の調整役を果たし「膝詰め」(首相)議論を主導した。首相は、トランプ米大統領らと話し合う様子を撮影した写真を自身の写真共有アプリなどに投稿。活躍を「自画自賛」した形だ。

 日本政府関係者によると、議論の対象となったのは貿易摩擦問題の表現など。

 ドイツのメルケル首相とトランプ米大統領の間に立った安倍首相が、貿易分野で「ルールに基づく貿易システムを発展させていく」との表現を提案すると、議論が収束に向かい合意につながった。


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