VAR設備を公開 W杯で初採用

サッカーW杯ロシア大会で導入されるVARの視聴覚室。映像を確認するモニターなどが並ぶ=9日、モスクワ(共同)

 【モスクワ共同】国際サッカー連盟(FIFA)は9日、ワールドカップ(W杯)ロシア大会の“ビデオ副審”、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が作業するモスクワ市内の設備を公開した。全12会場の映像が集約される視聴覚室にはモニターや通信機器が並び、映像確認の手順や主審とのやりとりが説明された。

 VARはクラブW杯やコンフェデレーションズカップで試され、W杯では初採用となる。試合結果を左右する重大な誤審を防ぐのが目的で、ビデオ副審が3人の補佐役とともに映像を見て主審の判定を手助けする。

 これまでのW杯では、誤審が波紋を広げる事態が何度も起きた。


  • LINEで送る