2018年6月9日 04:23 | 無料公開
【ケベックシティー共同】ロイター通信は8日、カナダで同日開幕した先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)が首脳宣言の公表を断念する可能性が高いと報じた。トランプ米政権による鉄鋼とアルミニウムの輸入制限に各国が反発し、貿易を巡って対立が深まっているためとしている。
サミットは9日に閉幕する。首脳宣言が見送られれば極めて異例となる。ロイター通信によると、代わりに議長国カナダのトルドー首相が、議論の概要をまとめた議長総括を公表する方向で検討しているという。
トランプ政権は6月から輸入制限の適用対象を欧州連合(EU)やカナダなどに拡大した。