2018年6月4日 09:05 | 無料公開
地球に帰還後、肩を支えられながら歩く金井宣茂さん(中央)=3日、カザフスタン(共同)
【ジェスカズガン(カザフスタン)共同】5カ月半の国際宇宙ステーション滞在を終え地球に帰還した宇宙飛行士の金井宣茂さん(41)は3日夜(日本時間4日午前)、地球の重力に体を慣らすリハビリに取り組むため、米ヒューストンに向かった。宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、順調なら6月中旬に日本に帰国し、国内でリハビリを続ける。
宇宙で長期間、無重力の状態で過ごすと、筋力が低下し、骨が弱くなる。地球に戻った直後はバランス感覚が狂い、転んでけがをする恐れもある。金井さんは帰還した3日、「赤ちゃんのように首が据わらず、世界が回っているようだ」と話した。