稀勢の里、状態について語らず 元北太樹の断髪式出席

元幕内北太樹の小野川親方(左)の断髪式ではさみを入れる横綱稀勢の里=3日、東京・両国国技館

 大相撲で左大胸筋などのけがのため7場所連続休場中の横綱稀勢の里が3日、東京・両国国技館で行われた小野川親方(元幕内北太樹)の断髪式に出席し、5月11日に夏場所の全休が決まってから初めて公の場に姿を見せた。同親方について「相撲に対して真面目で手本となる方だった。これから親方としていろんないい話をしてもらいたい」と話したが、自身の状態についてのコメントは控えた。

 稀勢の里は横綱の連続休場で、年6場所制となった1958年以降で貴乃花と並び最長。横綱審議委員会は名古屋場所への出場を求めないなど休場の期限を設けず、万全な状態での復帰を望んでいる。


  • LINEで送る