ドイツ、ディーゼル通行制限開始 広がれば車業界打撃

 【ベルリン共同】ドイツ第2の都市、ハンブルク特別市(州に相当)は31日、市内にある二つの道路の一部区間で、旧式のディーゼルエンジン車の通行制限を始めた。ドイツでは大気中の窒素酸化物(NOX)が基準を超えている都市が多い中で、旧式ディーゼル車の市街地への乗り入れを制限する動きが拡大すれば自動車各社に大きな打撃を与えそうだ。

 ハンブルクの計4千キロ程度に及ぶ道路網の中で、通行制限は計約2・2キロの区間にとどまるが、違反者には罰金を科す。近隣住民の車や、救急車の通行は認められる。


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