CO2濃度が過去最高に 国内3カ所、「歯止めかからず」

 気象庁は31日、大気中の二酸化炭素(CO2)濃度について、国内の地上観測点3カ所の2017年の年平均値がいずれも過去最高となったと発表した。CO2は地球温暖化の原因とされ、担当者は「増加傾向に歯止めがかかっていない」としている。

 気象庁によると、地上観測点3カ所は岩手県大船渡市、小笠原諸島の南鳥島、沖縄県の与那国島。17年の年平均値は407・7〜409・5ppmで、前年比は2・0〜2・8ppm増。

 気象庁では1987年から岩手県大船渡市で計測を始め、その際は351・4ppmだった。濃度は各地点で年々増加している。


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