超低体重女児の手術成功、静岡 心臓カテーテル

心臓カテーテル手術に成功した鈴木陽葵ちゃん(左)と一緒に記者会見する両親=30日午後、静岡市

 静岡県立こども病院(静岡市)は30日、2月に体重千グラム未満の「超低出生体重児」として生まれた女児の心臓カテーテル手術に成功したと発表。女児は元気な様子で体重は約2・7キロまで増加。近く退院する予定。

 病院によると、女児は同県伊豆の国市の鈴木陽葵ちゃんで、予定より早い33週で2月7日に同県東部の病院で生まれた。体重は約900グラムだった。しかし、内臓や下半身に血液を送る大動脈の一部が細くなる先天性の大動脈縮窄症を発症し、こども病院の新生児集中治療室(NICU)に入院していた。

 心不全の危険性が高まったため、同月17日に同病院循環器科の医師が緊急手術した。


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