群馬大病院、特定機能再申請へ 「安全管理体制を強化」

 群馬大病院で同じ男性医師(退職、懲戒解雇相当)の手術を受けた患者が相次いで死亡した問題を巡り、特定機能病院の承認が取り消された同病院が、近く再承認を厚生労働省に申請する方針を固めたことが30日、病院関係者への取材で分かった。

 厚労省は群馬大病院などの医療事故を受けて省令を改正、患者の全死亡事例を院内の安全管理部門に報告することなどを要件に加えた。病院関係者によると、安全管理体制の強化が進んだことなどから再申請の方針を決めた。

 病院関係者は「承認が取り消されたままでは地域医療の根幹に関わる。安全対策にゴールはなく今後も強化する」と述べた。


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