2018年5月30日 10:05 | 無料公開
福島県いわき市の小名浜港に今シーズン初めて水揚げされたカツオ=30日午前
東日本大震災の津波で被害に遭った福島県いわき市の小名浜港で30日、今シーズン初めてカツオが水揚げされた。初夏の味覚の到来に、港は活気に包まれた。
午前7時すぎ、同市の巻き網運搬船第33寿和丸が、千葉県犬吠埼沖約400キロで取ったカツオ約1トンを水揚げした。同じ網で取れたのはビンチョウマグロがほとんどで、カツオは少なく、1匹約2キロの小、中型が中心。1キロ当たり550〜1600円のご祝儀相場で取引された。
船主会社の野崎太取締役(36)は「まだ群れが小さくて、まとまった水揚げはできなかったが、北上するに従って群れが大きくなるので今後に期待したい」と話した。