関電が4・03%料金値下げ 家庭向け、大飯再稼働で2年連続

世耕経産相(右)に電気料金の値下げを届け出る関西電力の岩根茂樹社長=28日午前、経産省

 関西電力は28日、電気料金を一般家庭向けの平均で4・03%値下げすると経済産業省に届け出た。企業など向けを含めた全体の平均では5・36%。7月1日から実施する。

 関電の抜本値下げは昨年8月以来で2年連続。大飯原発3、4号機(福井県)の再稼働で浮いた火力燃料費を主な原資とする。2016年4月の電力小売りの全面自由化以降、大阪ガスなどの新電力に顧客が流れており、値下げで巻き返しを図る。

 大飯3号機に続き、4号機が6月5日に営業運転に入る見通しとなったことで値下げの準備が整ったと判断した。


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