アイルランド、中絶合法化へ 国民投票で賛成派が勝利宣言

26日、アイルランド・ダブリンで、人工妊娠中絶を巡る国民投票結果を喜ぶ女性(ロイター=共同)

 【ロンドン共同】人工妊娠中絶の合法化の是非を問うアイルランドの国民投票は26日、開票が行われ賛成がリード、賛成派を率いたバラッカー首相は「静かな革命だ」と事実上の勝利宣言をした。年内に中絶を禁じた憲法を改正し、合法化に向けた法整備を本格化させる考えも示した。

 公共放送RTEなどが25日の投票締め切り後に7割が賛成との出口調査結果を伝え、反対派団体は26日の開票開始直後に敗北を認めた。政府は妊娠12週未満の中絶を容認する方針だ。

 RTEの出口調査によると女性投票者の7割が賛成。年齢低下と共に賛成支持が高まる傾向にあり18〜34歳の80%以上が賛成を選んだ。


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