施設が不妊手術集団申請か、香川 入所者、審査会が一括容認

香川県の旧優生保護法に関する資料

 旧優生保護法(1948〜96年)下での障害者らへの不妊手術問題で、香川県内の障害者関連施設に入所していた9人について62年の同時期に医師から本人同意のない不妊手術の申請があり、県の優生保護審査会が8人の手術を一括して認めていたことが26日、県立文書館の開示資料で分かった。施設に対しては、入所者の不妊手術を積極的に申請するよう求めていた自治体もあり、施設側による集団申請の可能性を裏付ける貴重な資料と言えそうだ。

 香川県は「資料からは当該施設の入所者がまとまって審査されたことが分かる。ただ申請の経緯は不明」と説明した。


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