米、MOX工場建設の中止を承認 兵器プルトニウムの処分

 【ワシントン共同】米上院予算委員会は25日までに、南部サウスカロライナ州で計画されていた、核兵器処分で不要になったプルトニウムを原発で使うウランとの混合酸化物(MOX)燃料へと加工する工場について、建設の中止を盛り込んだ歳出法案を承認した。

 建設の中止は、予算超過などを理由にオバマ前政権が最初に方針を示し、トランプ大統領も継続して求めていたが、地元の雇用を守るなどとして議会が反対し、実現していなかった。トランプ政権が今月、工場を核弾頭の中枢部分を製造する施設へ転換させる方針を示したことで、議会も対応方針を変えた。


  • LINEで送る