地銀7行、デジタル化推進 収益向上へ県境越え提携

 群馬銀行や池田泉州銀行など地方銀行7行は25日、金融とITが融合した「フィンテック」を手掛ける新会社を設立すると発表した。各地の地銀が県境を越えて提携し、人工知能(AI)を活用した融資の提案などデジタル化戦略の推進で収益の向上を目指す。

 7行は新会社「フィンクロス・デジタル」(東京)を6月25日に設立する予定。社長には元横浜銀行代表取締役の伊東真幸氏が就き、7行からの出向者ら10人体制で始動する。新会社の資本金は1億円で各行が14%強ずつ出資。出資するのは、他に筑波銀行、千葉興業銀行、福井銀行、山陰合同銀行、四国銀行。


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