高濃度乳房、正しく理解を 厚労省、一律通知必要なし

 乳がん検診で異常を見つけにくい「高濃度乳房」と判明し、受診者に伝える場合に、病気ではなく追加検査も必要ないことが正しく理解されるように情報提供することを求めた報告書を厚生労働省が24日、まとめた。余計な心配を与える恐れもあるため、検診を行う自治体が一律に受診者に通知する必要はないとしている。

 乳房は、乳腺組織の密度が高い順に「極めて高濃度」「不均一高濃度」「乳腺散在」「脂肪性」の4タイプに分かれ、上二つが高濃度乳房に分類される。30〜40代の比較的若い世代に多く、日本人女性の約4割を占める。


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