日本ガイシ、不適切検査1億個 送電線絶縁や避雷装置部品

 日本ガイシは23日、送電線の絶縁や避雷装置の部品に使われる計11製品で、顧客との契約通りの検査を実施していない不適切な事例が見つかったと発表した。1990年代からで契約件数は約100万件、製品の個数では約1億個に上る。電力会社や重電メーカー、鉄道会社など国内外約500社に納入していた。品質に問題はないという。

 昨年10月からグループ全製品の品質について自主検査を進め、今年1月16日に判明した。品質に問題がないか調べたり、専門家ら第三者の意見を聞いたりしていたため、発表まで期間を要したとしている。


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