米CEO報酬は従業員の361倍 平均15億円超、労働団体が発表

 【ニューヨーク共同】全米最大の労働団体である米労働総同盟産別会議(AFL・CIO)は22日、米主要企業の最高経営責任者(CEO)が2017年に受け取った報酬の平均は1394万ドル(約15億4千万円)で、従業員の稼ぎの361倍だったと発表した。

 ニューヨーク株式市場の主要株式指数の一つで、幅広い銘柄を含むSP500種の構成企業を対象に調査。17年のCEOの平均報酬は前年比6・4%増加した。これに対し、生産部門などで働く平均的な従業員の年収は2・6%増の3万8613ドルにとどまった。

 SP500種企業で格差が大きいのは、玩具大手マテルの4987倍だった。


  • LINEで送る