手術で医療用ホチキスを使い回し 北海道・小樽市立病院

 北海道・小樽市立病院は23日、2016年8月〜今年4月に実施した脳神経外科の手術で、患者48人に対し、使い捨ての医療用ホチキスを使い回していたと明らかにした。アルコール消毒した上で再使用しており、患者らに感染症などの健康被害は確認されていないという。

 病院によると、48人は脳腫瘍や脳動脈瘤などの手術を受けた40〜90代の男女。別の医療器具を頭皮に固定する際など、傷口の縫合ではないケースで再使用した。

 厚生労働省は原則として再使用しないよう求めていたが、複数の医師や検査技師が「頭皮に器具を固定するだけなので問題ない」などと誤解していたという。


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