カジノ法案が審議入り 首相「世界中から集客」と強調

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備法案は22日、衆院本会議で趣旨説明と質疑が行われ、審議入りした。安倍晋三首相は「ギャンブル依存症対策などの課題に万全な対策を講じ、世界中から観光客を集める滞在型観光を推進する」と強調し、カジノの解禁に理解を求めた。

 与党は6月20日までの会期内成立を目指すが、立憲民主党や共産党などの野党がカジノ解禁に反対しており、激しい攻防となる見込み。ギャンブル依存症対策の在り方も論戦の焦点だ。

 法案には(1)IR整備は全国で最大3カ所(2)日本人のカジノ入場は週3回、月10回まで、入場料は6千円―などの規定を盛り込んだ。


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