特殊詐欺、1万8千件超で確定 昨年の認知数

 警察庁は21日、昨年1年間における「おれおれ詐欺」など特殊詐欺の認知件数について確定値を発表した。2月に公表した暫定値より11件多い1万8212件となり、7年連続の増加。被害額も約4億4千万円増えて、約394億7千万円となった。

 摘発者数については、42人少ない2448人で確定。警察庁は「依然として高齢者を中心に大きな被害が生じており、官民一体となった対策をいっそう推進していく」としている。

 警察庁によると、認知件数全体の約95%は、おれおれ詐欺、架空請求詐欺、還付金詐欺の三つの手口が占めた。


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